今季開幕はIL(負障者リスト)でスタート
ボストン・レッドソックスの外野手、吉田正尚選手(31歳)は、
右肩の手術後のリハビリが続いているため、今季の開幕をマイナーリーグの
3Aウースターで迎えることが決定しました。
アレックス・コーラ監督(49歳)は、
吉田選手が外野手としてプレーできる準備が整い次第、
メジャーに復帰させる方針を明らかにしています。
昨年10月に右肩の手術を受けた吉田選手は、現在もリハビリを続けており、
スローイング距離は約30メートル程度と報告されています。
今季、アストロズから三塁手のアレックス・ブレグマン選手(30歳)が加入し、
指名打者(DH)にはラファエル・ディバース選手(28歳)が起用される見通しです。
このようなチーム事情もあり、コーラ監督は吉田選手を外野手として
起用する意向を示していましたが、右肩の状態が万全でないことから、
マイナーでの調整が決定されました。
吉田選手はウースターで実戦を重ねながらリハビリを進め、
外野守備に支障がなくなった時点でメジャー復帰を目指す見込みです。
吉田正尚選手とは?
吉田正尚選手は、福井県福井市出身の外野手で、
右投左打のバッターとして知られています。
敦賀気比高等学校、青山学院大学を経て、
2015年にオリックス・バファローズからドラフト1位指名を受けプロ入りしました。
その後、日本プロ野球(NPB)で数々のタイトルを獲得し、
2023年からはメジャーリーグベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスで活躍しています。
高校・大学時代の活躍
吉田選手は敦賀気比高等学校時代から注目を集め、
1年生の夏には4番打者として甲子園に出場しました。
青山学院大学進学後も、その打撃センスを発揮し、
1年春から4番打者として活躍。
東都大学リーグで数々のベストナインに選出されるなど、その実力を示しました。
オリックス・バファローズ時代
2015年のドラフトでオリックス・バファローズから1位指名を受け、プロ入り。
2016年のルーキーイヤーから打率.290、10本塁打を記録し、存在感を示しました。
2020年には打率.350で首位打者を獲得し、2021年には再び首位打者と最高出塁率を受賞。
2022年には5年連続で打率3割をマークし、最高出塁率を獲得。
26年ぶりのオリックスの日本一に大きく貢献しました。
メジャーリーグへの挑戦
2022年オフ、ポスティングシステムを利用し、
ボストン・レッドソックスと日本人野手最高額で契約を結び、MLBに挑戦。
メジャー1年目の2023年シーズンでは、打率.289、15本塁打、72打点、OPS.783を記録し、
ア・リーグ首位打者争いのトップに立つなど、ルーキーながら存在感を示しました。
国際大会での活躍
吉田選手は、2019年のWBSCプレミア12、2021年の東京オリンピック、
そして2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と、
数々の国際大会で日本代表として活躍。
特に2023年のWBCでは、準決勝のメキシコ戦で同点3ランを放つなど、
大会新記録となる13打点を挙げ、日本の優勝に大きく貢献しました。
吉田正尚選手のプレースタイル
吉田選手は、身長173cmと小柄ながらも、
その卓越した打撃センスと選球眼で知られています。
日本時代から高い打率と出塁率を誇り、メジャーでもその能力を発揮しています。
また、国際大会での勝負強さも特筆すべき点です。
今後の展望
メジャー2年目となる2024年シーズンでは、打率.280、10本塁打、56打点を記録し、2年連続で2桁本塁打を達成。5年契約の3年目となる2025年シーズンは、さらなる飛躍が期待されています。
吉田正尚選手は、その確かな技術と努力で、
日本のみならず世界の野球ファンを魅了し続けています。
今後の活躍からも目が離せません。
おまけ
奥さんは、吉田ゆりかさん。
管理栄養士として、吉田選手を献身的に支えている姿は素晴らしいですよね。