3/30(日)のいま、何が起こっているの?
令和の百姓一揆について、Youtube上でさまざまな報道が出ています。
そもそも、なんで一揆してるの?
あなたは「百姓一揆」という言葉を聞いたことがありますか?
江戸時代に、重い税金や苦しい暮らしに苦しんだ農民が起こした抗議活動のことを指します。
「令和の百姓一揆」は現代の一揆は江戸時代とは少し違い、
農家が抱える経済的な問題や、国の農業政策に対する不満を伝えるために行われています。
日本の農業は、今とても難しい状況にあります。
農業を続ける人の高齢化や後継者不足、さらに食べ物の多くを海外に頼っていることが問題です。
農家が安心して仕事を続けるための支援が十分でないことが、抗議活動のきっかけとなりました。
2024年にも百姓一揆が行われている
2024年にも、茨城県の農家が中心になって行っています。
「トラクターマーチ」という名前で知られていて、燃料や肥料の値段がとても高くなったことで、
農業が続けられないという農家の苦しい状況を伝えるために行われました。
約150台ものトラクターが国会議事堂の近くを走り、
テレビやインターネットでも大きく取り上げられました。
農家たちが特に求めたのは、
・燃料代の支援や農業支援の予算を増やすこと
・安定した農業経営ができる政策を作ること
この抗議には若い農家も多く参加し、SNSを使って自分たちの思いを広く伝えました。
その結果、これまで農業についてよく知らなかった多くの人が、農家の現実や苦労について理解を深めることができました。
百姓一揆が起きている時代背景
百姓一揆が起きている理由には、世界の政治や経済の影響があります。
例えば、ウクライナの問題などで肥料や燃料の価格が上がり、日本の農家も大きな影響を受けました。
農家たちは、自分たちの問題だけでなく、
日本全体の「食料安全保障」についても考えてほしいと伝えています。
農業が弱くなると、日本で食べるものが十分に作れなくなり、
将来困ることになるかもしれないからです。
農家でない私たちが出来ること
まずは、国産の食材を積極的に買うことで、日本の農家を直接応援することができます。
・スーパーや農協(JA)の直売所
・地元の市場やファーマーズマーケット
・オンラインの産直サイト
この3つのルートで国産の食材を購入できます。
また、SNSや身近な人との会話を通じて、農業の現状や問題を多くの人に広めることも大切です。
さらに、地域のイベントや直売所を訪れて地元の農家を支えることも効果的です。
農業を守ることは、自分たちの食の安全や将来の安心を守ることにつながるという意識を持つことが、私たちにできる最も重要な一歩なのです。